甲状腺ホルモンとラテックスアレルギーにトリキュラー

トリキュラーとは、低用量ピルの一種です。口から服用することにより、排卵と子宮内膜変化を抑え、頸管粘膜変化による精子通過を阻害することで、ほぼ完全な避妊効果を期待することができます。しかし、トリキュラーには、この避妊効果以外にも、様々な副次的な利点があるのです。

まず、トリキュラーを避妊具としてみた場合は、ラテックスアレルギーの問題を回避できるという点が挙げられます。ラテックスアレルギーとは、天然ゴムの成分がアレルギー反応を引き起こすというものであり、避妊具としては、コンドームの使用でアレルギーが発生することがありますが、トリキュラーは前述のように口から服用するため、コンドームを利用しなくても避妊ができます。そのため、ラテックスアレルギーがあれば、トリキュラーの利用価値はより高くなると言えます。

さらに、トリキュラーは甲状腺ホルモンの一時的な補給に使われます。この甲状腺ホルモンとは、全身の各細胞の呼吸やエネルギーの産生に使われるホルモンであり、これが減少すると、全身の代謝や臓器の働きが弱まり、バセドウ病などを引き起こすことがあります。甲状腺ホルモンが低下する原因としては、女性ホルモンの分泌量の低下が挙げられるのですが、トリキュラーには女性ホルモンの分泌を調整する効果があるのです。

しかし、本来の避妊効果も、これらの副次的な効果も、使用法を守らなければ意味はありません。避妊効果としては、必ず1日に1錠を飲み続ける必要があり、甲状腺ホルモンの補給に利用する場合でも、事前に婦人科や内分科などの医師に相談し、そのうえで処方を受ける必要があります。こうした利用法を守ることで、トリキュラーの効果も正しく発揮されるのです。

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